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慶喜の慶喜っぷりに早くも踊らされている第二話@大河ドラマ『青天を衝け』第二話「栄一、踊る」感想

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こんにちは徳川家康です@徳川ミュージアム

うっかり録画を失敗してしまったので、土曜の再放送待ちました( ;∀;)
初回直後はテレビ壊れるし( ;∀;)なので初回はスマホで見逃し配信を、第二話は実家で視聴(しかし録画ミスる)という波瀾のスタート( ;∀;)

初回の感想はこちら↓
haruniha.hateblo.jp


では第二話感想!
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こんばんは徳川家康シリーズ
映画『桜田門外ノ変』では北大路さん斉昭だったな…そういえば…
ニュースペーパー、ピンチ、タイミング…外来語をスムーズに使いこなす家康公がコミカルでなんだか可愛い(*´ω`*)
一話では家康公の「怒りは敵と思え」の話、二話では江戸は東照大権現さま(家康公)の作った町だ!っていうセリフがあったので、幕末でも家康公の影響力ってすごいんだなと改めて。
あと、ザ・舞台!って感じの表現がとても好きです(慶喜オタクになる前は某ミュージカル猫オタクだったので…)。家康公パート(舞台)→オープニング(舞台+映像)→本編(映像)みたいな流れが面白いなあ



癒しの栄一パート
栄一が成長するに従って、行動範囲が広がっていくのが自然でいいなあ~(о´∀`о)
最初は岡部にも連れていって貰えなかったのに、子供だけでも(こっそりとだけど、しかも夜中に!)行けるようになり、次は父と信州へ行商。きっと次は江戸、そして京都、さらには世界へと。
小言は言いつつも水を渡してやるとっさま…小林薫最高~好き~!この親子の会話が可愛すぎてツボ
こうして親の仕事ぶりを間近で見られるっていいよねえ

意地悪な代官さまには直接何も出来ないけれど、子供なりに考えて、実行してみる。トラブルに出くわしても自分なりに考えて行動してみるっていうのは、これからも栄一の基本方針になるのかな。かっさまの「苦しい時ほど楽しむ」とか、これからの栄一の基盤は幼少時代から培われていったのかなあと。丁寧に描かれてあって、それが今後に生かされて行くのかな(*´ω`*)
栄一の話はまだそんなに読んではいないけど、実在の栄一さんも、あの行動力やピンチをチャンスに変えていく感じは本当にすごいもんな…
つまみ食いをする喜作とか、父親にげんこつはされたけど優しく撫でてくれる村の人の優しさよ…住みたい…すごく懐かしい感じがするのたまらん…住みたい血洗島…
最後には皆そのまま大人になった~!子供時代とのお別れは寂しいけど、これからの活躍楽しみ~!
和気あいあいと剣術の練習したり書を読んだり、平和だな~っていう感じがとても好きだ。このまましばらく平和な時代を満喫したいんですけど…せめてコロナが落ち着くまで…


慶喜がすぎる慶喜パート。
一橋家でいきなり不良っぷりを発揮する慶喜。前回、もう落ち着いた年頃か?とか書いたけど撤回しますわ。斉昭パパの目が届きにくくなった途端にこれかよ!パパ、また座敷牢に入れてやって!(←七郎麻呂時代にあまりにもやんちゃが過ぎて飯抜きで入れられたことがある)
側付きの中根の長十郎が可愛そうじゃねえか…大事にしてやれよ長十郎を…亡くなるまでこうして慶喜に振り回されるんだね長十郎…好き…がんばれ…
そして将軍が来た瞬間にころりと態度を変えるこの姿…後に『二心殿』と渾名される前フリでは?
【※二心殿…言うことがコロコロ変わるので(政治的駆引きも必要だからね!ただの気まぐれとかじゃないからね!?たぶんね??)、どこに本心があるのか分からないという評価をされて付けられた渾名】
初回は剛情公、今回は二心殿の前フリと来て、次は豚一様か?渾名多すぎて(まだある)ネタに事欠かないのいいよね…好き…
【※豚一様…豚肉(当時はほとんど食べられてはいなかった)の好きな一橋様の意】

江戸城内の一橋家」という解説があったので、ここでちょっと整理してみる。
一橋家は【御三卿】。他は田安、清水。将軍の家族みたいなもので、将軍家に跡取りができなかった場合の子孫のプール。八代将軍吉宗の時代から始められた。大切なのは元気で暮らすこと。なので江戸城で暮らしていて、今でも旧江戸城のあたりに「一橋門」「清水門」「田安門」という名前が残っている。
当時は成人するのも今よりずっと難しくて、台詞の通り、将軍家慶の子供は家祥(後の家定)以外は皆早くに亡くなってしまった。乳母が胸のあたりまでしっかり塗っている白粉に水銀が含まれていたからでは…とか読んだ記憶が。今の説はどうなんだろう。

一橋は御三卿ですが、水戸は【御三家】。家康の息子たちがそれぞれ、尾張紀州、水戸に城を持ち(水戸にもショボ…いやシンプルな城?っぽいのあったんです)、江戸の屋敷との参勤交代をしていた。けれど、水戸だけは参勤交代をせずに『定府』。基本的にずっと江戸にいました。尾張紀州からは将軍を出しているのに、水戸からは出さない、など、水戸の位置付けはちょっと面白い。ずっと江戸にいるとお金がかかったらしくて万年貧乏な水戸藩。武士はつらいよ。



そんな感じで水戸パート
斉昭パパは家督を長男(慶篤)に譲って謹慎中。斉昭さんの無実を訴える水戸の領民の嘆願は本当だったらしく、江戸にまで押し寄せていたそうです。水戸藩の皆さんの行動力すごい!今、水戸から東京まで鈍行電車でも行きたくないレベルなのに…いやコロナのせいでしばらく東京行けてないから鈍行でも行けるなら行きたいかも…コロナ早く収まって…あくえきたいさんだに!!

水戸の上屋敷は小石川(現在の東京ドーム、庭は小石川後楽園として残っている)、中屋敷駒込下屋敷は小梅(東京スカイツリー近く)で、斉昭さんは駒込で謹慎中。水戸にいる東湖さんから手紙が来たと言って泣いていました。

東湖さんの流れがど忘れしてたのでメモ。
小石川上屋敷の長屋(1844年回天詩史、常陸帯を執筆)→小梅下屋敷(1845年正気の歌、1846年弘道館述義を執筆)→水戸で幽閉(1847年弘道館述義を脱稿)という流れみたい。(常陽藝文2009年6月号参考)
回天詩史→漢文体。東湖さんの自伝で、水戸藩の改革について
常陸帯→和文体。上記と共通部分が多いが、藩政改革に加えて水戸藩の歴史や風俗も
正気の歌→漢詩。士気を鼓舞
弘道館述義→水戸の藩校「弘道館」の建学精神について解説。日本の歴史から始まり、将軍を始め志士たちは皇室を尊び外夷を払う(尊王攘夷)ことを目標とする
それらの著作が、吉田松陰をはじめ色んな方々へ影響を及ぼし、幕末の動乱へと繋がっていきます。
今回の東湖さんから斉昭さんへの手紙もその辺りをまとめた感じのものを送ったのかな?と思います。ちゃんと手紙残ってたりするのかな~

という感じで、割と硬い話ばかりだと疲れるので(私が)、すごくどうでもいい水戸藩コソコソ噂話!

東湖さんはすごく酒飲みだったらしいよ!斉昭さんに「お年を考えて色事はほどほどに」と諫言をしたら「お前も酒の量を減らせ」って言われたってよ!どっちもどっち

吉子さん(斉昭公の正妻で慶喜公の生母)は有栖川宮家(皇族)の姫君で京都から嫁いできたのだけれど、魚釣りが趣味だったり、懐妊中なのに乗馬がしてみたいと言った時、斉昭さんが「落ちないように鞍の前に棒を立てたらどうか」と心配していたら「では御前(斉昭)の前壺(鞍壺?)には穴を開けなさい」と言ったらしいとか(斉昭の女癖の悪さを皮肉った)
なかなか強い方でした…あの時代に89歳くらいまで生きたってのがまずすごい

そして斉昭さん、それだけネタにされるくらいには女癖が悪かったです。江戸城の大奥では質素倹約について斉昭が煩かったのもあって、だいぶ嫌われてたみたい。
あと好きなエピソードなんですけど、かごが嫌いで、大名行列の時も馬で走ってっちゃうからカゴは空っぽのまんまだったとか、お忍びが好きで家来を撒くのが得意だったとか、領民の家に勝手に入って鍋の蓋を取って「これは何を作っているのか」と突撃!隣の晩御飯!やってたりとか…殿様は庶民の生活が珍しかったけど、庶民も殿様は珍しかったので喜ばれることが多かったらしいよ(山川菊栄『幕末の水戸藩』)


というわけで、ちょっと癖は強いけれど、皇家の血と徳川家(しかも全国に影響を与えている水戸家)の血を持つハイブリッド慶喜、かけられる期待は凄くて、慶喜本人の預り知らぬ所で、大人たちは色んな期待や幻想を持って勝手に『慶喜像』を作っていってしまうのだった…
能面を外した慶喜の表情は、能面以上に能面のようで、何を考えているのか…ええ…好き…

※ちょっと追加メモ
能について。
慶喜公は宝生流で、宝生弥五郎に十代の頃、一橋家にて教わったそうです(その時の写真もあるとか)『徳川慶喜華麗なる一族』より


豊かな表情で可愛い栄一と鉄面皮で可愛くない慶喜
獅子舞と能の対比に加えて、
自分で考えて行動できる自由のある栄一とその自由の少ない慶喜
家督や事業を継ぎたい栄一と徳川家もましてや将軍職も継ぎたくない慶喜(予告でちらっと言ってましたね…将来本格的にゴネる…また別の渾名付けられるくらいにゴネる)
改めて見てみると、栄一と慶喜はすごく対照的なのかもしれないねえ
活躍した時期も。慶喜がフルスロットルで活躍している時代は栄一下積みって感じだし、慶喜が若くして隠居してからが栄一本領発揮って感じだし。

え…栄一の大河と思わせて、実は半分慶喜大河なのか…?(歓喜)
さすが栄一、数十年かけて慶喜の伝記『徳川慶喜公伝』を作っちゃうオタク(言い方)なだけある…
大河慶喜の時に、原作(司馬遼太郎の『最後の将軍』)の補助として使われて毎回オープニングに名前出てた栄一なだけある…
推し(慶喜)へのリスペクトすごくない…?まだ先は分からないけど、ますます楽しみになってきた~!


今度はペリーが来るってよ!

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斉昭公と七郎麻呂像@徳川ミュージアム