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水戸家カンタービレ開幕!幼少期の可愛さに何か目覚めそうになった危険な第一話@大河ドラマ『青天を衝け』第一話「栄一、目覚める」感想

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弘道館正門

大河ドラマ『青天を衝け』、始まりましたね~!
ここしばらくは俳句にかじりついていたのですが、元は慶喜公&幕末~近代の水戸家オタクだったので、わーい楽しみ~って第一話を観たら、オープニングやら何やら、史実がうまいこと入ってたり、ツボを突かれまくって、これはやべー(霧散する語彙力)ってなったので、そのへんの感想です。
なるべく本などで確認をしつつ書くつもりですが、しばらく離れていたので記憶がふわっとしてる部分もあるのと、情報が古いかもです。間違ってたり学説とか変わってたら教えてください。


いきなりの家康公ッ!!先週まで『麒麟が来る』だったので、こう、グッとくるものがありますな…!麒麟では開かれずに終わった江戸幕府がもう滅亡の危機にあるぜ!諸行無常!あっという間の三百年!!
というのは冗談として、麒麟のラストシーン、十兵衛光秀は麒麟となってこの国を見守っているのでは?みたいな感じだったので、家康公も麒麟となって見守ってくれているのかな~みたいな。じーんと来ました。
バックの年表で思い出したのが、大河ドラマ徳川慶喜』のラストシーン。慶喜が将軍職を辞してからのことは描かれずに、年表のように、当時の写真や映像と共に平成までの出来事が示されました。その『慶喜』のラストシーンと繋がるような始まり方だなあと。

そしていきなり栄一と慶喜公の出会いのシーンからスタート!実際に言葉は交わさなかったはずですが(後で確認してくるね)、平岡円四郎の手引きで、遠乗りをする慶喜一行の後を喜作と二人走って追いかけたのは史実です。栄一の回顧録が残っています。
栄一と喜作の濃淡の違う藍色の着物、慶喜一行のモノトーン、慶喜の馬の朱…色味の対照がとても綺麗でした。
吉沢さんの栄一も草彅さんの慶喜公も素敵だったのですが、堤さんの円四郎なー!!なんだあの笑顔は!?なんだあの笑顔は!!!このまま最終回まで円四郎出しませんか???栄一欧州に行かなくてもいいんで円四郎もっと出しませんか?????

という情緒のままオープニングを迎えたのですが(まだアバンですよ!)、オープニング、梅が咲くところから始まりやがりました…水戸オタを殺る気だ…
梅は他に先駆けて花を咲かせるので、藩主斉昭(慶喜のおとーさん)が好み、藩校弘道館や藩内に多く植えさせました。今でも水戸は偕楽園など梅が有名です。
こちらは弘道館。種梅記という斉昭公の碑文が残っています。
www.ibarakiguide.jp

幕末、明治維新の原動力は水戸学から始まりました。栄一もその影響を受けたので、水戸を象徴するような梅から始まったのは本当…スタッフありがとう…
オープニング映像、人物の動きは舞台表現みたいですね。大河『慶喜』は幕末の写真が淡々と流れる(時々動く)というもので、ドラマの内容も淡々と進んでいったのですが、今回の大河はどことなく舞台っぽい表現なのかもな~と思ったりしました。最初の家康公のくだりとか(背景の年表や襖がCGではなくて黒子が動く)。
キャストの名前が、渋沢家に並んで、水戸や一橋の皆さんの名前が沢山で(しかもピンも多い)、名前が出る度に嬉しい悲鳴でした!


いよいよ本編!
栄一の幼少時代から始まりました。口が達者で剛情な子供として描かれています。栄一の幼少エピソードはあまり知らないのですが、剛情といえば思い出すのが『剛情公』の渾名もある慶喜公。育った環境は違えど、似通った所もある二人というイメージで描いていくのかな。駄々をこねる栄一が可愛い~!麻の葉柄の着物がぴったりすぎる。麻の葉みたいにすくすく育てよ!って気持ちになる~ひたすら可愛い癒される~
栄一の住む血洗島のシーンは、とにかく色々な『青』がきれい。藍農家なだけあって、藍で染めた着物は勿論、帯、手拭い、朝靄の中遠くに見える山…藍色は四十八色あるというけれど、まさに。
そこに桑の葉を始め様々な植物の緑。血洗島という物騒な響きとは反対に、自然豊かで気持ちのいい場所。
大人も子供も総出でいきいき働く姿がまたいいなあ~自分の母方の実家が昔は養蚕をやっていたので、こんな感じだったのかな~と、なんだか嬉しかったです。


はい!水戸家のターン!追鳥狩!
斉昭公来たー!!竹中さんほんと斉昭公の肖像画と似てる~!今まで友人との間で、似てるよね…っては言いあってたけど、あまりにも似ていて逆に公に言いにくい空気があったのですが(私の中で)、公式(?)になったのでこれで堂々と言える!似てる~!!

この時使われていた陣太鼓は、水戸の常磐神社にある義烈館にあります。偕楽園の隣にあるよ!コロナが落ち着いたらぜひ来てね!斉昭公の考案した面白い刀もあるよ!
https://komonsan.jp/giretsukan/

そして大砲。これは寺の鐘などをぶっこわして溶かして作ったもの。ちなみに那珂湊反射炉跡(復元)があります。復元なのは内乱で壊されたから。
https://www.ibarakiguide.jp/db-kanko/id-0800000000134.html

ちなみにこの追鳥狩、三百年の太平の中で、武士と言えども馬に乗れなかったり、鎧は質に入れちゃってたり、軍事訓練やっから準備しろ!って言われて、なかなか大変だったらしいです。武士はつらいよ
山川菊栄さんの『幕末の水戸藩』が面白いです。(最初から血生臭いのは仕様なので仕方ない)

青と緑の美しい血洗島から、モノトーンに朱赤の水戸へ。これからの水戸の方がよっぽど血洗じゃん…血で血を洗う時代へ…ドラマで描かれるかは分かんないけど…見たいような見たくないような…せめてコロナが収まるまでは幼少期やりませんか?

モノトーンに緋色の飾りの美しい、馬を駆って慶喜公(七郎麻呂)が颯爽と登場。アイドルじゃん。なるほど草彅さんキャスティング。すげーかっこいい…もうこれは子役ではない…立派な俳優さんじゃん…NHKすごいな…

それを観て色々言い合ってる藤田東湖武田耕雲斎。きたー!ドラマでどのくらいどうやって描かれるか分からないけど、最初からこうしてガッツリ出てくるの怖えええー!水戸が血で血を洗う状況になるためのキーパーソンなお二方ですね。
それを遠くから観ていた尾高の新五郎@田辺誠一氏!田辺さん、大河『慶喜』で藤田小四郎やってたんすよね…東湖さんの息子さん役。このキャスティングすごいな…

斉昭と七郎麻呂親子のシーン。
黒豆を沢山食べろだの牛乳を飲めだの、挙げ句の果てには尻の穴を指で叩けだの、色々とんでもねーな斉昭公…と思いますが、これはしっかり慶喜への手紙として残っています(本にもなってる)。しかも微妙…いや味わいのある斉昭さん直筆の絵入りで。
夜は刀を枕元に置かれていますが、これはちょっと違って、実際には顔の両側に剃刀を置かれてました(それもどうかと思うけど)。でも慶喜公は、どうせ眠った頃に大人が取りに来るだろ本当に傷ついたら困るからって、平気だったみたいですね。胆力があるというか可愛いげがないというか。ドラマでも守役の井上甚三郎に対して「うるさい下がれ」って言った七郎麻呂、可愛いげなくて最高~好き~!ってなりました。
慶喜公こと七郎麻呂には色んな幼少期のエピソードが残っていて、それを見る限りだと、やんちゃというかガチの問題児では…と思うこと度々。
勉強するのが嫌でお灸を据えられて指が爛れても、それで本を読まなくても済むならいいとか、祖母に注意されて怒って頭を叩いたとか、木に猫をぶら下げて手裏剣の練習をしたとか、屋根に登って瓦を落として火事ごっこをしたとか←(これは出典忘れてしまったけどあったはず)
ドラマの中では落ち着いてクールな佇まいなので、少し落ち着いた頃なのかもですねw
ちなみに水戸のお菓子やさんには『七郎麿ぽてと』というお菓子があります。こっちはほっこり美味しい。七郎麻呂を思い出しつついかがですか?
https://www.kamejirushi.co.jp/smartphone/detail.html?id=000000000020


水戸パート感想長くなりましたが、今度は癒しの栄一パート!ほんと皆かわいすぎてな~コロナとか仕事とかでギスギスする毎日だから癒される…
栄一、きゃんきゃん元気なのがかわいい
栄一・喜作・長七郎のトリオやんちゃかわいい
でも天狗の面とか天狗党想像しちゃうやめてつらい
お千代ちゃんの笑顔かわいすぎる
これは栄一もお千代ちゃんのこと好きになるわ
栄一のおねーちゃんも含めて子供ら皆で遊んでるのかわいい
俺が年も上だからお千代を守ってやんべ!…お前年上だったのか…!ストレートな告白かわいい
これは千代ちゃんも栄一を好きにな…

突然の玉木宏

突然の十八禁

この色気の塊は子供の前にモザイク無しで出してはいけない

ヤバい

そりゃお千代ちゃんもよいお方ですとか言うわ…初恋泥棒すぎる

残念だったな栄一、喜作…あれには勝てねえ

良かった無事に捕獲されて…このまま野放しにしてたら血洗島の子供たちの将来が危なかった(この感想はフィクションです)(?)


さて江戸パート。江戸パートは、一気に模様が増えて、武家の落ち着いたら色味ながらも華やかな感じになりますね。人の良さそうな現将軍に、ちょっと頼りなさげな次期将軍。家祥が料理(お菓子作ったりとか)好きだったのも史実ですね、たしか。女性、しかも気のおける乳母くらいしか身近に近づけなかったという。男手ばかりで育てられた慶喜とは反対ですね。
将軍の跡継ぎをプールする役目の御三卿、一橋家では、若くして当主が亡くなってしまいました。そこで子沢山の水戸家から迎える話になるのです。水戸家はめちゃくちゃ子沢山で、慶喜は七男なので七郎麻呂、後々栄一と一緒にヨーロッパ行くのは十八番めの余八麻呂です。何番目かすごく分かりやすい。
ちなみにその当主が亡くなってから七郎麻呂(慶喜)を迎える前に、他家から昌丸(まだ幼児)を養子に迎えましたが、すぐに亡くなってしまったので、この直子さん(徳信院)と慶喜は年齢は姉弟くらい近いのに、祖母と孫という関係になります。

斉昭「だが断る

「快なり!快なり!!」の竹中斉昭、その身ぶり…うっ…ミルヒー…?
玉木宏といえば千秋せんぱい!『のだめカンタービレ』は私の青春でした。それでもって竹中さんミルヒーホルスタインじゃん!牛乳飲めって言ったり、天然痘への牛痘を積極的に行ったり、牛と関わり深いし(ミルヒーは別に牛と関わりが深い訳ではない)、カリスマ性があるし、何より性質の悪い女好きなあたりミルヒーすぎる!水戸家カンタービレじゃん!ぎゃぼー(のだめ語)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/54571
お隣でふんわり微笑んでる斉昭の奥さん(正妻、慶喜の生母)の吉子さんもなかなか面白い方なので、これからまた出て来て欲しいなあ

あと時々出てくる大谷さんの阿部正弘がかっこよすぎる。史実でもイケメンだったそうなので、それは幕末ドラマの恒例仕様です。


癒しの栄一パート。ありがとうありがとう
栄一、喜作、長七郎のパートはずっと見ていたい~ちょっと年上なのでお兄さんぶる喜作と長七、クール長七、三枚目っぽい喜作、元気な栄一…
子供たちが元気に駆け回ってるのいいよねえ~嬉しくなる!

そしてそんな子供たちは、大人の目を盗んで十八禁(違う)に会いに行くことに…
子供の頃にこんな玉木宏に会ってしまったら仕方ないよね…(これはフィクションだと思うけど)
声だけでもイケボすぎる…千秋せんぱい…(違う)

血洗島には夜明けが来て、江戸城では慶喜爆誕しました(感想書くのがそろそろ疲れてきたとか言ってはいけない)

やっぱり疲れてきたのでこの辺でまとめ!すごい情報量の多い一話だったぜ…これ一年続くのか…コロナ禍の中で楽しみをありがとう

・「藍色」をはじめそれぞれのシーンの色味がきれい。パートごとの色の対比とか。
・笑顔が溢れる栄一に対して鉄面皮の慶喜。母親の愛情を受けて素直に甘える栄一に対して母親との交流が薄い慶喜(生まれてすぐに江戸の華美さに影響されないように水戸へと送られた。ちなみに大河『慶喜』の第一話タイトルは『母の不在』)。二人が出会うの楽しみだねえ~!
・子供時代が可愛すぎる。子供時代の環境がそれぞれの人生にどんな影響を与えるのか…も気になる所ですが、何よりコロナでギスギスしがちなこの時期なので…コロナが落ち着くまでは子供時代やりませんか???

以上、青天を衝け第一話感想でした!ここまで読ん下さりありがとうございました!

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弘道館 慶喜公謹慎の間